ちょっとタメになるへそくりのお話!「へそくり」という言葉の意味と由来、なぜ隠すのかの理由について
2017/11/02
当サイト「へそくりガイド」のへそくりとはどんな意味で、いつから使われている言葉なのか知っていますか?
この「へそくり」という言葉は江戸時代中期ころから使われていて、日本人にはとても馴染みの深い言葉です。
そもそもへそくりという言葉は、後述しますが元々は 2つの別々の言葉が混ざって現代の 「へそくり」 という使われ方になったと言われています。
ただこのへそくりという言葉、キャッチーな反面あやしさもありますよね。
それは「へそくり = 隠す」というイメージからもきていると思います。
今回はそんなへそくりという言葉の意味や由来(語源)についてと、「へそくり」はなぜ隠すのかについて解説します。
目次
へそくりという言葉の意味
へそくりの意味は倹約や内職をしてこつこつと(こっそり)貯めたお金のことです。
メインの仕事以外での収入ということになります。
それでは次に へそくり という言葉の由来についてみていきましょう。
へそくりの由来(語源)
「 綜麻繰り金 」が由来の説
まずは 「 綜麻繰り金 (へそくりがね) 」 という由来の説があります。
農家の女性が、本業の農業とは別に麻糸で布を織ってお金を得たという意味です。(本業が綿花や麻の栽培農家さんだったらこれが本業だと思いますが…)
つまりこちらの意味のへそくりには 内職や倹約 的な意味合いがあります。
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「 臍繰り金 」を語源とする説
次に「 臍繰り金 (へそくりがね) 」 という着物の奥に隠し持っていたお金が語源になっている説があります。
こちらの意味だと 内緒に貯めておいた、こっそりとしまっていたという意味合いがありますね。
この2つの意味が混ざって、現代的な へそくり という使われ方に定着したようです。
へそくりガイド ではこの わかりやすさ や 語感の楽しさ 、ポピュラーで親しみやすい単語なので 「へそくり」 という言葉を使っています。
日常的に 「へそくり」 なんて言葉使わないかもですが、「貯金」よりは「へそくり」の方がやわらかくて、いつでも簡単に取り組めそうなイメージじゃありませんか?
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へそくりを隠す理由
ネットで見てみると、へそくり についての疑問としてなぜ隠すの?という質問がよくあります。
貯蓄としてなら堂々と銀行口座に預け入れすればいいのですが、それとは別に自分の目の届く範囲にこっそりと隠しておくイメージの「へそくり」。
この へそくりを隠す 理由について考えてみます。
まずへそくりの前提としては「安心を準備しておく」こと
トップページでもお話していますが「へそくり」とは安心を自分で準備しておくことだと考えています。
お金の管理は、表向きはお財布という身につけるレベルのものから、銀行などに預けておくことが一般的です。
それでもタイミングなどによっては「どうしても足りない」、「急に必要になった」という事態が起こることがあります。
例えば友人にお金を貸した直後に家族が急に入院することになったり親族が亡くなったりして、残りの貯金額や次のお給料までにはお金の工面が間に合わない、などなど人生は色々なことが起こるかと思います。
銀行の口座などは常に出入りするお金を管理するオープンなスペースであって、へそくりは「もしもの時の備えをしておく」ことになります。
また人によってはへそくり用の口座を作って、ちゃんと金利を得て管理する方法もありますが、銀行だと土日祝祭日は休みで平日も17時には閉まってしまうので「急」に対応できません。
(最近はコンビニATMも普及してきて随分便利になりましたが···)
すぐ手の届くところにある安心感
「へそくり」と聞くと、本棚にしまってある本に挟めてあるという「ベタ」な想像をしてしまいますが、「常に自分の手の届くところ、目の届く場所」に置いておきたいという人間心理も関係しています。
もし何かあってもすぐに取り出して対処できれば安心できますよね。
へそくりの他の使い道は「消えもの」
先に述べた用途以外にもへそくりの使い道はあります。
もっとも多いのは「交際費」や、いわゆる「消え物」(消えもの)にあります。
家族で週末に美味しいものを食べに行ったり、たまの旅行へ出かけたり。
家計をやりくりして余裕を捻出するのはとても難しいです。
でも大事な家族団欒の楽しいひとときを、お金を理由にできないよなんて言いたくないですよね。(ご家庭のお金の管理を任されている人はこの気持ちわかると思います。)
そんな時に日々こつこつと作っておいたへそくりがあったら、楽しい時間を過ごしてまた明日から頑張ろうねと言えると思います。
また友人からの食事や遊びのお誘いも、お金に余裕がないから断るのはとても辛いと思います。
このような 日々の暮らしに直接関係していないけど人生において大切なところ に、へそくりは使われています。
「隠す」心理は日本人特有のもの
冒頭で述べましたがへそくりのつくり方には「倹約(節約)」があります。
日本人は昔から「質素倹約」こそ美徳とする国民性があります。(戦争経験からの「ものが無い」時代があったことも大きいと思います。)
「もったいない」精神を重んじて、娯楽や派手さを避ける側面があるので、「遊びや趣味に大きなお金を使う」ことをオープンにしません。
ですのでそのような使い道もある「へそくり」は、隠してしまうのかもしれません。
へそくりとは、いわば家庭のお財布係りのみぞ知る「家族の隠し財産」といえます。
特有財産や相続税などの理由から
実は意外と知られていないのですが、収入は共有財産ではなくその人の財産になります。
夫婦の一方が婚姻前から有する財産及び婚姻中自己の名で得た財産は、その特有財産とする。
また相続税の対象にもなります。
そのあたりを詳しくみていきましょう。
夫の給与から作ったへそくりは夫の特有財産である
専業主婦(専業主夫)限定の理由かもしれませんが、専業主婦の場合夫の給料から貯めたへそくりは夫の財産になります。
離婚まとめなどでよく「共有財産」という言葉が出てきますが、共有財産とは以下のものになります。
- 不動産
- 車
- 預貯金
- 有価証券
- 家財道具など
「特有財産」とはそれ以外で、結婚前からのお互いの預貯金や物や、遺産相続されたもの、給与などの収入がそれにあたります。
頑張って貯めたのは自分でも法律上は夫のものなので、専業主婦(主夫)はへそくりを家族に隠しておくのかもしれません。
※ 専業主婦は必死にやりくりして外食や旅行代を捻出してもさして感謝されず、かといってお金が無いと言うとがっかりされたりするという悲しい側面もある気がします。
相続税の対象になる
銀行口座に預けてある場合は、死後に相続税の対象になります。
先の理由のように専業主婦(主夫)の方の場合は、相手の遺産になるので相手の死後に相続税が発生します。
またこのあたりの手続きを怠ってしまうと「追徴課税」が発生しますし、税務調査にて夫の財産と判断されるとペナルティを課せられることもあります。
こういった理由からもへそくり = こっそり貯めるのかもしれませんね。
タンス貯金はかならず発覚する
タンス貯金などの言葉で、自宅にお金を貯めて脱税までも行う方法があります。
タンス貯金 と へそくり は考え方で少し違いますし、脱税を考えている方は絶対にやめましょう。
税務署は相続税のタイミングなどで入出金を遡って計算するのであやしいものはすぐに発覚します。
また自宅などに隠した場合にもすぐに見つけることができます。
過去の例としては、親戚などに渡したものも贈与として発覚したり、庭に埋めてコンクリートで固めたものも発見されたことがあります。
当サイトは脱税方法の解説サイトではありませんし、推奨もしていません。
きちんと納税をした上で節約節税や副業投資で稼いだお金で生活を向上させる方法を紹介します。
ですので、あくまでもやりくりの範囲内レベルでの へそくり ならば、配偶者や家族に隠しこっそりコツコツやりくりしましょう。
「収入を増やす方法」の副業や投資で大きい収入が入ってくるようになったら、家族にオープンにして続けていきましょう。(ちなみに今流行りのクラウドソーシングでは、クライアントが源泉徴収してくれることもあります。)
結論として
なので結論としては、節約や節税をしてへそくりを作って、それを交際費や娯楽費に充てたり、蓄えとしてまとまってきたらご家族でお話して銀行などに預けて本格的に資産とする。
副業や投資などで、経費を引いて年20万円以内の雑所得なら生活の足しに、それを越える場合には個人事業主や法人化して本格的にはじめる。
などが一般的です。
ご自分の生活スタイルや時間的、体力的、金銭的に合った方法で目標を立てて取り組んでいきましょう。
へそくりをはじめる前に「へそくりをつくった自分をイメージ」しよう
トップページでお話していますが、へそくりをつくる方法としては「支出を減らす方法」と「収入を増やす方法」があります。
へそくりガイドではインターネットでできるものを中心に紹介していますが、その方法もいろいろとあります。
先にも少しお話しましたが、へそくりをはじめる前にはまず「目標をつくって」みましょう。
目標というイメージを固めておくと、そこに向けての行動が格段にスムーズになります。
そして、その「目標を達成した自分」をイメージしてください。
例えば、ダイエットをはじめる時でも、「何kg痩せる」や「○○の脂肪を落とす」を目標に設定するのが一般的です。
目標を設定したら、次にもう1ステップ設定してほしい大切なことがあります。
それは、「目標を達成した自分をイメージ」することです。
またダイエットを例にしますが、ダイエットが長続きせずに失敗してしまう原因が、「その目標を達成した自分」をイメージしていないからです。
ダイエットだとだいたいは、「今の自分はこれくらいお肉があるからかわいい服が着れない」や「好きな異性に興味を持ってもらえない、太っているから」などを理由にはじめます。
そこで明確な目標を持って開始しますが、それを達成した自分をイメージしていないために目標達成までの道のりが見えなくなって、結果として失敗してしまいます。
「何kg痩せる」を目標にして、「達成してあの服を来ておしゃれなカフェにいる自分」や「みんなと海へ行って存分にはしゃいで楽しんでいる自分」をイメージしましょう。
ダイエットで言うと、「◯◯ダイエット」という痩せるための方法はあくまでも手段であって、目的は「◯kg痩せること」です。
へそくりで言うと、
- 達成したいこと!イメージ
年に一回家族でハワイ旅行へ行く!
子供たちも飛行機に乗ったり海外に遊びに来れてはしゃいで遊んでいる
みんなで来れてよかった!自分も楽しい!良い思い出になった! - 目標、目的
そのために 月に2万円 を旅行貯金にする
今のままではとても厳しい
今の生活スタイルを崩さずに目標を達成したい - 手段
副業でクラウドソーシングのライティングをはじめる!
節税でふるさと納税もはじめる!
このように、まずは達成したいイメージを明確にもちましょう。
そしてそのイメージを達成するための目標を決めて、その手段をどうするかを具体的にして取り組んでみましょう。
さいごに
へそくりという言葉にはこのような意味合いがありました。
へそくりガイド ではへそくりという言葉の語感がキャッチーなために使っています。
そしてこの へそくり = 安心 を作るために、ご家族で話し合って協力することも十分ありだと思います。
例えば ビデオオンデマンド を契約するなら、みんなが観たい番組が多く流れているサービスを調べて契約する方が断然いいです。
また、副業でアフィリエイトを始めるなら大人数で取り組んだ方がはるかに有利です。
(商品の使用写真を撮影したり、記事も得意不得意で順番に書いたり、ドメイン取得·更新やサイト作成·更新などと分担することができます。)
副業だとその他にも ポイントサイト で交換したい商品を話し合ったり、クラウドソーシングでは実際に1つのアカウントで受けたお仕事を夫婦で分担している方などもいます。
もちろんふるさと納税も、欲しい商品や食べたいものをみんなで眺めて決めるだけでも楽しい時間になりますよ!
ぜひ 「へそくり」 を達成した自分をイメージして、楽しくお得に取り組んでみましょう!