ドメインを取得する前に知ってほしいドメインの基礎知識
2018/06/27
ブログやホームページなどのサイト作成時に必ず必要となるドメイン。
ドメインは誰でも簡単に取得できますが…ちょっと待って下さい!
初心者が安易にドメインを取得してしまうと、後々「やっぱり他のドメインに変更したい」という後悔に繋がってしまうことも。
そこで初心者の方がドメイン取得に失敗しないよう、種類や選び方などの基礎知識を分かりやすくまとめました。
ドメインとは?ドメインの基礎的なお話
ドメインはネット上におけるWebサイトの住所です。
- 例)
- http://○○○○.com
- http://○○○○.co.jp
上記で言うとURL表記の「○○○○.com」や「○○○○.co.jp」部分がドメインとなります。
独自ドメイン
個人、あるいは会社でWebサイトを立ち上げる時に、ドメイン代を支払って取得したドメインを独自ドメインと言います。
先ほどの「○○○○.com」や「○○○○.co.jp」などのように、サイトのタイトルや会社名に合わせてオリジナルのドメインを取得することができます。
この独自ドメインは世界でたった1つしかないオンリーワンドメインとなります。
そして独自ドメインを取得し、ドメイン代を支払っている人がWebサイトの所有者(オーナー)となります。
独自ドメインがあれば、更新料を支払い続ける限りWebサイトを存続させることができます。
※ドメイン取得時に発生するドメイン代、その後の更新料については後ほど説明します。
きちんと選べばそれほどかかりませんのでご安心下さい。
無料ブログのドメインは独自ドメインではない
無料ブログなどでブログを開設する時、ブログ毎にドメインを設定しますが、
「http://△△△△.○○○○(無料ブログの会社名など).net」
という具合に会社名などがドメインの中に表記されています。
この場合「○○○○.net」部分がドメインの所有者となります。
「△△△△」部分に無料ブログの利用者が好きな文字を入れるわけですが、あくまでも無料ブログ会社に属する1サイトとなるため、独自ドメインとは異なります。
ちなみに無料ブログは気軽に始めることができて世間の認知度が高く、SEO効果もあります。
ブログ初心者には人気ですが、広告バナーを貼り付けたりするアフィリエイト重視のブログなどは警告・削除になるなど年々規約が厳しくなっています。
慣れてきたら早めに独自ドメインを取得することをおすすめします。
以上がドメインの超基本的な基礎知識のお話でした。
次からはドメインの種類についてご説明します。
ドメインの種類について
ドメインの最後に表記される「.com」や「.jp」などをTLD(トップレベルドメイン)と言います。
様々な種類があり選び放題かと思いきや、実は個人や会社、もしくは在住する国などで取得できるドメインにはちょっとした決まりがあります。
ざっと目を通しておくだけでもドメイン選びに役立ちますよ。
誰でも取得できるgTLD(ジェネリックトップレベルドメイン)
gTLDは一般トップレベルドメイン、分野別トップレベルドメインと言われることもあります。
こちらは世界中の誰でも取得することができます。
ちなみにネット上でよく見かける「.com」はgTLDです。
【代表的なgTLD】
.com | 主に企業や商用が対象。commercialの略。 |
---|---|
.net | 主にネットワークを利用したサービス企業が対象。networkの略。 |
.org | 主に非営利団体が対象。organizationの略。 |
.biz | 主にビジネス目的での利用が対象。 |
.info | 主に情報サイトが対象。informationの略。 |
.name | 主に個人が対象。 |
「.link」「.xyg」「.work」「.site」「.club」などは新ドメイン=NEW gTLDです。
国民専用のccTLD(国別コードトップレベルドメイン)
ccTLDはカントリーコードトップレベルドメインと言われることもあります。
基本的に自分の在籍している国が対象となるドメインです。
日本人であれば
.jp | 日本(Japan) |
---|
他国であれば
.au | オーストラリア(Australia) |
---|---|
.cn | 中国(China) |
.fr | フランス(France) |
.in | インド(India) |
.kr | 韓国(Korea) |
.us | アメリカ合衆国(United states) |
※他国のccTLDを日本人が取得することはできません。
世界の誰でも取得できるccTLD
このccTLD。
主に先進国ではその国の国民しか使えないよう設定されていますが、後進国や少人口の国では国外の人でも利用できるように設定されているものがあります。
以下の表のccTLDはGoogleが国や地域を限定した使われ方よりも汎用的(意味を広げた多方面的)な使われ方をしているとみなされたものです。
gccTLD(ジェネリック国別コードトップレベルドメイン)と言われています。
【日本人が取得できる「.jp」以外の代表的なgccTLD】
.bz | ベリーズ(Belize) ※ビジネスを連想できます。 |
---|---|
.co | コロンビア(Colombia) ※「company」「corporation」など会社や企業を連想できます。 また「.com」と似ているため、SEO対策としても有効だとされています。 |
.fm | ミクロネシア(Micronesia, Federated States of) ※ラジオを連想できます。 |
.me | モンテネグロ(Montenegro) ※私、自分を連想できます。 有名企業がこのgccTLDを新たに取得するなど、注目されています。 |
.sc | セイシェル(Seychelles) ※「security」「shoppingcenter」などセキュリティやショッピングセンターを連想できます。 |
.tv | ツバル(Tuvalu) ※テレビを連想できます。 |
「.jp」ドメインの種類
よく見かける「.jp」は大きく3種類に分けられています。
日本人であっても「.co.jp」は個人では取得できないなどの決まりがあります。
汎用jpドメイン
.jp | 日本人であれば個人でも取得できます。 |
---|
代表的な属性型(組織種別型)jpドメイン
こちらは特定の会社や機関、団体などが対象です。
それぞれ1企業につき1つしか取得することができません。
※個人では取得できません。
.ac.jp | 教育機関が対象。 |
---|---|
.co.jp | 株式・有限会社などが対象。 |
.ne.jp | ネットワークスサービスが対象。 |
.or.jp | 会社以外の法人や機関が対象。 |
都道府県型/地域型jpドメイン
こちらは一般にはその土地に在する個人や組織向けですが、東京に在住していなくても日本人であれば「.tokyo」を取得することができます。
こちらもそれぞれ1組織、1個人につき1つしか取得することができません。
.tokyo.jp | 東京都 |
---|---|
.fukuoka.jp | 福岡県 |
.shinjuku.tokyo.jp | 東京都新宿区 |
.tenjin.fukuoka.jp | 福岡県福岡市天神 |
ドメイン代・更新料について
独自ドメインを取得する時にはドメイン代を支払う必要があり、維持し続けるには更新料が必要となります。
比較的安価なものから高額なものまであり、その料金体系は様々です。
またキャンペーンなどを利用した場合「申し込んだ時は安かったけれど、更新料が高かった」など、確認不足のために結局高く付いてしまうことも。
ドメインの変更は色々とデメリットが生じるので、初めにきちんと確認するようにしましょう。
ドメイン代・更新料ポイント
- まずは取得したいトップレベルドメインの料金体系を確認。特に更新料。
- キャンペーンは大いに活用!中には初年度は10円以下でも取得可能なものもあります。
- 基本的には1年契約ですが、長期契約すると割安料金になる場合があります。
- 取得後は更新料の支払いを忘れずに。
ドメインの選び方について
自分好みの文字列やキャンペーンでの安さに惹かれてトップレベルドメインを選ぶ。
それでも良いですが世界中のドメインの中で一番利用されていて認知度が高く、またGoogleなどのSEO対策に最も有利と言われているのが「.com」です。
推量するTLD(トップレベルドメイン)ランキング
※個人利用を対象としたランキングです。
- 1位…「.com」
- 2位…「.jp」
- 3位…「.net」
- 4位…「.org」
- 5位…「.info」「.biz」
以上のTLD取得ができない場合は「.co」や「.me」などで取得してみてはいかがでしょうか。
会社や企業などの場合には、やはり「.co.jp」がおすすめです。
ドメイン名の決め方について
「○○○○.com」の「○○○○」部分です。
サイトタイトルやサイト内容に合わせて決めるのがおすすめですが、あまりにも長いドメイン名はユーザーが認識しにくいためおすすめできません。
名前のようにぱっと見て、聞いて覚えやすい10文字前後がおすすめです。
2用語を繋げたい場合
「○○○○-○○○○.com」のようにハイフン(-)で繋げるようにしましょう。
考えたドメイン名がすでに他で利用され使えない場合
ドメインの取得は早い者勝ちです。
ありがちな用語などは他の人と被っていれば取得できません。
しかし「どうしてもこのドメイン名で取得したい!」
そんな時は「○○○○123.com」など数字を付け足してみて下さい。
被っていなければドメインを取得することができます。
中古ドメイン(オールドドメイン)には要注意!
中古ドメイン(オールドドメイン)は他の人や企業が以前取得していたドメインです。
初心者の方が中古ドメインを取得することは稀ですが、これからのためにチラッと頭の片隅に入れておいて下さい。
この中古ドメインが優良サイトだった場合は特に問題はありません。
しかし中古ドメインが悪質だったりペナルティを受けていたサイトの場合は自身のサイト運用にリスクを生じ兼ねません。
初心者の方はぜひ新しいドメインを取得するようにしましょう。
サブドメインとサブディレクトリ
どちらも1つのドメインから派生させて無料で作成することができる新たなドメインです。
複数のサイトを作成する時に便利なので覚えておくと良いですよ。
サブドメイン
ドメインの前に「www」などの表記があるURLを見かけたことありませんか?
例)http://www.○○○○.com
このような表記をしているドメインのことをサブドメインと言います。
この「www」部分は他にもサイト内容に関係する用語など、好きな文字を入れることができます。
例)
美容系サイト | beauty.○○○○.com |
---|---|
金融系サイト | money.○○○○.com |
健康系サイト | health.○○○○.com |
自動車系サイト | car.○○○○.com |
上記は全てサブドメインとなります。
サブディレクトリ
サブドメインと扱いは似ていますが、ドメインの後ろにプラスして表記が追加されます。
例)http://○○○○.com/□□□□/
このような表記をしているドメインのことをサブドメインと言います。
この「□□□□」部分はサブドメイン同様、サイト内容に関係する用語など好きな文字を入れることができます。
例)
美容系サイト | ○○○○.com/beauty |
---|---|
金融系サイト | ○○○○.com/money |
健康系サイト | ○○○○.com/health |
自動車系サイト | ○○○○.com/car |
上記は全てサブディレクトリとなります。
まとめ
簡単に取得できるドメインですが、このように少しでも基礎的な知識を持っておけば失敗や後悔をしなくて済みますし、サイトの認知(SEO対策)にも少なからず役立てることができます。
とはいえ、サイト作成で1番大切なのはコンテンツ(記事)作りです。
自分の納得できるドメインを取得して、Webサイトを開設した後は質のあるコンテンツ作りを心掛けてユーザーに必要とされるWebサイトへと成長させましょう。
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