GCF(ガバメントクラウドファンディング)って?ふるさと納税で困っている人を助けよう!
2018/06/27
ふるさと納税と言えば返礼品。でもその前に!GCFを知ろう。
ふるさと納税というと、
ふるさと納税で寄付を受けた自治体は
その寄附を自治体の産業の活性化や自治体の課題に対する資金として使用しています。
しかし私たちふるさと納税する側としては、
お得、特産品の食品や雑貨を実質自己負担2,000円でゲットできる!
と、返礼品ばかりを注目しがちです。
ですが、ふるさと納税はもともと「寄附」。
その使い道について考えてみませんか?
今日はそんなふるさと納税の「使い道」に注目したGCF(ガバメントクラウドファンディング)をご紹介します。
GCFって何?
GCF(ガバメントクラウドファンディング)という言葉を初めて聞いた方も多いのではないでしょうか。
GCF(ガバメントクラウドファンディング)とは、
ふるさとチョイスさんがふるさと納税制度を活用して行うクラウドファンディングなんだとか。
ただし、クラウドファンディングのように
期限までに目標額に到達しなかったらそのプロジェクトをやらない、寄付額も返金!
ということはありません。
その代わり、寄附額が目標額から遠く足りない額になっても、
確実にあなたの選んだ「使い道」に対して自治体が寄付金を使ってくれます。
寄附した人の意志、寄付額が無駄になることはありません。
ここで、ふるさとチョイスさんのGCFの説明 をご紹介します。
自治体が抱える問題解決のため、ふるさと納税の寄附金の「使い道」をより具体的にプロジェクト化し、そのプロジェクトに共感した方から寄附を募る仕組みです。
なぜガバメント(政府の)クラウドファンディングと名付けたかといいますと、地方自治体(ローカルガバメント)が例えば同じ課題を抱え、その課題解決のために広域でそのプロジェクトを行った場合、政府が行うような大きな課題解決ができると考えたからです。
今後は日本全体の課題解決のツールとして、ガバメントクラウドファンディング(GCF)を広げていきたいと思っています。
先進国と言われている日本でも、様々な課題があります。
こどもの貧困問題を解決したい、地元のローカル線存続の危機を救いたい、今の自然環境や歴史遺産を後世に残したいなど
今、それぞれの自治体が取り組んでいる課題は日本全体としても解決すべき課題とも言えそうです。
せっかくふるさと納税で「寄附」をするのなら、
こうした課題を解決するために自分の寄附を使ってもらいたくはないですか?
GCFはどんな取り組みで行われているの?
ではふるさとチョイスさんのGCFサイトでは、どのような取り組みに対して寄附を募っているのでしょうか?
ここで一つご紹介したいと思います。
若者の留学支援しませんか?
(画像はイメージです)
変化の激しい世界情勢。進むグローバル化のなか、
日本の留学派遣者数は2004年をピークに下降・横ばいを続けているのをご存知ですか?
世界経済における日本企業の存在感が薄れる中、世界で活躍できるグローバル人材の育成は日本の大きな課題です。
そこで、ふるさと納税の制度を活用して、各地域が共通の課題を解決するため
・各地域からグローバルな人材を育成して、優秀な人材の都市部集中の課題を解決する
・各地域から日本の魅力を海外に発信する人材を育成
を目的にこの若者留学支援プロジェクトが立ち上がったのだそうです。
SNSの発達などでオンライン上では簡単に世界と繋がれるようになった現在。
世界に関心を持ち、自分の目で世界を見てみたいと手を挙げる若者にチャンスが与えられる機会になればいいですね。
まとめ
ふるさとチョイスさんで取り組んでいるGCF(ガバメントクラウドファンディング)についてご紹介してきました。
ふるさと納税を返礼品だけで選ぶのではなく、
「ふるさと納税=寄附」の先にある「使い方」について考えてふるさと納税を選んでみてはいかがでしょうか?
ふるさと納税を通じて税金の使い方、自治体の活動や政治について関心をもつきっかけにもなるでしょう。