へそくりガイド

節約、副業、投資、お金の知識が学べる情報サイト

不動産投資の利回りと正しい計算方法について

PR

      2020/10/27

利回りとは

利回りとは、投資した金額に対する収益の割合のことです。

数字が大きいほど、期待できる利益が大きいということになりますが、利回りには2種類あり、どちらの数字を見るかによって意味合いが大きく違ってくることに注意しなければいけません。

空室リスクは含まれないことにも注意!

1.表面利回り(グロス利回り)

物件が持つだいたいの収益力を見るのに便利な簡易的な利回り計算方法です。

修繕費用や管理費などの経費を含めないので、高い利回り率が出やすくなりますが、不動産の広告などで見かける利回りのほとんどは表面利回りです。
経費が含まれていない前提で参考程度にするよう心がけてください。

2.実質利回り(ネット利回り)

表面利回りとは異なり、固定資産税や管理費、保険料や修繕費用など不動産運営にかかる経費を含めて算出しているのが実質利回りです。

より具体的な収支イメージをする際には実質利回りを参考にしてください。

こんなに違う!2つの利回り

表面利回りと実質利回りで、実際にどれほどの差が出るのか見てみましょう。

利回り計算条件
投資物件購入価格(物件価格):3,000万円
年間家賃収入:144万円(12万円/月)
年間諸経費:70万円

実質利回りに比べて表面利回りでは倍の利回りになっています。
広告に大きく表示された数字だけで判断する危険性がよくわかっていただけたと思います。

CHECK

収益投資物件シミュレーションをしてくれる便利なサイトもあります。
簡易収支シミュレーション  

不動産の利回りはあくまで目安と捉えよう!

どちらの利回りに言えることですが、空室リスクは加味されていません

不動産の価値は数字だけで見ることはできず、立地や協力不動産会社などによって実際の利益に違いが出ます。

算出されるのは1年中満室を想定した利回りなので、あくまで目安として捉えましょう。

 - 不動産投資, 金融・投資